銀槌のアレキサンドラ

 平凡な少年の主人公が異世界からやってきた魔法少女と魔獣の戦いに巻き込まれるという、はいて捨てるほどありふれたストーリーだけど、丁寧な描写で読みやすくて面白かった。とりあえず今回はまだ1巻目ということでテンプレート通りの内容といった印象だけど、あとがきからするとシリーズものみたいなので次もありそうだし、今回は関わりが薄かったサブヒロインの出番もまだまだこれからだろうし、個性が出てくるであろう次以降に期待。カバーや口絵イラストを見ると黒タイツがとても魅力的で、実際作中でも必要品の買い出しの時に黒タイツを買おうとする描写があったりするわけだが、できれば次はもっとそっち方面の描写の増量も希望(笑)