バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

　おバカな掛け合いは悪くはないのだけど、その点に関しては最高峰といっても良さそうな『化物語』を読んでからまだそれほど経っていないので満足度は低く、テストの点数が強さを左右する試験召喚戦で学力最下位のクラスが上位のクラスと戦って勝つための一工夫もそれほどたいしたものとは思えなかった。総じて評価は中の中かそれよりちょっと上、悪くはないしそれなりに面白いがせいぜいそれなり程度といったところ。おバカなノリを大事にし、それを磨きつつ他の武器を身につけるのが今後の課題かな。

『声で魅せてよベイビー』も『バカとテストと召喚獣』も客観的に見れば一定の水準に達しているのはわかるのだけど、個人的な好みも含めての満足度はというと微妙な感じ。