ラプンツェルの翼

ラプンツェルの翼 (電撃文庫)

ラプンツェルの翼 (電撃文庫)


新たなノンストップゲームストーリー、開幕!

《もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。人にとって危険な武器が入っています。開けない限り危害はありません》
 混乱する事故現場で相沢遼一が託された歪にひしゃげたトランク。その中に入っていたのは、両膝を抱えるように丸くなっている精巧な人形のような……一糸まとわぬ少女だった。はたして彼女が危険な武器なのか、もしくは何かの道具(ツール)なのか、それとも──。
 遼一の手元にあるのは七つの駒(ピース)と地図(マップ)とウサギのぬいぐるみ。謎の少女を連れて、目的の見えぬ生き残りを賭けた“禁断”のゲームが始まる!


 平凡な少年が非日常的な戦いに巻き込まれて……というベタな王道のストーリーでまあまあそれなりに楽しめたものの、不満点も少なからずある作品だった。七つの駒だの地図だのポイントだのが出てきて駆け引きの要素が重要視されているのがいかにもこの作者らしい。そしてこの作者にしては珍しく(笑)1冊ですっきりまとまっている。なので1冊で完結の単発作品かと思っていたら2巻発売が予定されているようで(現時点では5月発売予定)。ここからどう続けるのだろう? 
 感想