まりあ†ほりっく(2)
- 作者: 遠藤海成
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: コミック
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「何かとても美しい事の為に かしら」
百合少女と女装少年のちょっとエッチなラブコメディストーリー第2巻。……ラブのカケラもエッチの面影も求められない、アホなだけの漫画に成り下がった、との作者の弁で、実際読んでみるとまさしくその通りの内容なんだけど(笑) 第10話では鞠也の双子の妹の静珠というなかなか面白そうな立ち位置のキャラが出てきたのに、出番はこのとき限りだったのは残念(もっとも設定的に使いどころが難しいのはわかるが)。第13話で生徒会長が語る祈りの意味はなんとなく『ARIA』っぽいですな。この第13話の生徒会長が祈りの意味を語る場面といい、第11話の弓弦のお悩み相談に対する鞠也の答えの場面といい、意外とコマ割りによる演出が上手い作品だなあ。カバーの折り返しで述べられている通り、たしかに全然ラブな気配もなければエロもほとんどなくなってしまっていたけど、ギャグが笑えて十分面白かった。続きが楽しみなんだけど、出るのはやはり1年後ぐらいかねえ。