秘曲 笑傲江湖(二) 幻の旋律

秘曲 笑傲江湖〈2〉幻の旋律 (徳間文庫)

　すごい剣法は手に入れて内力は封じられるとは、『侠客行』とは逆のパターンなのね。そう思うと勘違いされるのが重なって次々と災難に見舞われるのも『侠客行』と似ている気がする。長年兄妹のように一緒にいたヒロインが心変わりしてショックを受けるのはわからないでもないが、しょっちゅう悩んでばかりいるのは少々うっとうしい気も。個人的には霊珊にそれほど魅力が感じられないのでなおさら。それよりも今回の非烟の扱いの方がよほどショックだ。現在ヒロインポジションにいる霊珊や儀琳よりも非烟の方が気にいってたのに。