時載りリンネ!(1) はじまりの本

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

 評判が良さそうだったので手を出してみたのだけど正直微妙。文章は読みやすくてよかった。小学生の語彙とはとても思えないが(笑)、まあそのへんはやたらと本を読みまくる時載りやら古今東西の本を読みこなせる司書などに囲まれているという環境の影響もあるのだろうし。バトルは追いつめられたらすごい力に目覚めたり、助っ人が現れたりでご都合に感じられたな。「時留め」もよくあるぶっつけ型のエネルギーみたいな描写でしかなくていまいち。この作品にバトル要素はいらなかったのでは? 容姿や服装の描写に力が入っていて妙にエロっちく感じられたのは◎(笑) ただ、その描写にイラストの力が追いついていなかったのが残念。