ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン

 ストーリー的にはたいしたことない、というか、そもそもストーリーとして成り立っていると言えるのかどうかさえあやしいところだが、ひたすら暴走しまくった荒唐無稽な内容と作者たちの本音がうかがえるのが強烈なインパクトを残す作品だった。ネタ設定としか思えないノートのルールについてわりと真面目にあれこれ考察をめぐらせているところはけっこう面白かったな。