“文学少女”と飢え渇く幽霊

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

 ――46 1 42 4714 21 16 3 39 11 7 40 27 14
 ――13 27 4714 30 43 43 4721 13 40 44 4 14 30 1 26 39 16 43
 ――1 45
 13 14 2 14 42 46 43
 ――14 41 475 3 24 21 43 2 11 3 16 43

横書きだとわかりづらくなってしまう……
ミステリ要素を意識し過ぎるあまり文学作品要素が薄まっているとか、そのミステリ要素にしたところでべつに主人公たちが行動して謎解きするわけではなく話が進むにつれて勝手に謎が明かされてしまうのでもの足りないとか、今回の話はいくらなんでも某作そのまま過ぎてちょっと手抜きなのでは、というのが途中までの印象だったのだけど、そんなちょっとした不満をふきとばす終盤の嵐のような展開に大満足。前作でもこの作品は人の激しい苦悩や愛憎を描いてくれて良かったけど今回は前作以上で素晴らしい。題材となった某作のひとひねりも上手くて良かったなあ。今回は難産だったそうだが、途中で別の作品に変えず無事完成させてくれて本当に良かった。