涼宮ハルヒの退屈

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

表題作「涼宮ハルヒの退屈」他「笹の葉ラプソディ」「ミステリックサイン」「孤島症候群」収録。「笹の葉ラプソディ」は未アニメ化エピソードですな。

涼宮ハルヒの退屈

これが真っ先に発表されたエピソードなのだとか。長編1巻の前にこんなのを読んでもなんだかよくわからないのでは？　と思ったが、あとがきからすると（少なくとも作者に届いた反応としては）特に不平は出なかったのか（好評というわけでもなかったようだが）。

笹の葉ラプソディ

噂には聞いていた三年前の七夕エピソード。長編一巻でハルヒが「前に会ったことない？」という発言をしていた伏線の回収。この3巻収録エピソードの中の朝比奈さん当番回みたいなもの……だと思うのだけど、正直あまり目立っていませんな。

ミステリックサイン

長門当番回。このエピソードはなんといっても最後の長門のイラストが印象的でお見事。

孤島症候群

古泉当番回。アニメ版とは違って不審な人影を見かけることもなければ、ハルヒとふたりでどっかの穴で雨宿りしながら濡れた服をしぼるシーンもないのね。真相に気づく探偵役もハルヒじゃなくてキョンだし。