Fate/strange fake フェイト/ストレンジ・フェイク


『君』がやってきたのは、アメリカ西部にある地方都市、スノーフィールドだ。君は魔術師でも超能力者でもないが――とある因縁から、この街で行われる『戦争』に参加することになってしまった。
聖杯戦争』。その名で呼ばれる儀式の意味を、君は知っているかもしれないし知らないかもしれない。だが、知っていたとしてもその知識の多くは無駄に終わることだろう。この街で行われる『聖杯戦争』は、多くの偽りによって構築された、異形ともいうべき贋作なのだから。
 しかし、本物もある。儀式のために呼び出された六柱の英霊達。『アーチャー』『バーサーカー』『アサシン』『キャスター』『ライダー』『ランサー』。
 曲者揃いのマスターとサーヴァント達の饗宴の最中――君は、失われたカードである『セイバー』の役割をもって足を踏み入れることとなる。狂気の晩餐の食卓を蹴り倒すか、あるいは共に踊るのか――――すべては、君の行動次第だ。
『TYPE‐MOONエースVOL.2』という雑誌についていた別冊付録小説。作者は『バッカーノ!』『デュラララ!!』シリーズなどの代表作がある成田良悟さん。架空のゲームのオープニングに見せかけた内容で、もともとはエイプリルフールネタだったそうな。
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