輪環の魔導師5 傀儡の城

輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)

輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)


渡瀬草一郎が贈る大人気ファンタジー第5弾。王都奪還編クライマックス!

 魔族に捕らえられてしまったセロとフィノ。西天将・ルナスティアは、フィノの“魔族化”をほのめかし、セロを仲間に引き込もうとする。
 そんなセロ達を救うため、アルカインは城へと急ぐが、合流したホークアイは、彼に撤退を提案する。
 その理由は、王都の上空に見えた黄金の鳥───方でルナスティアのもとにも、その時、招かれざる客が訪れていた。
 不利を承知で城に潜入したアルカインは、果たしてセロ達を無事に救出できるのか。そして、西天将・ルナスティアとの決着のゆくえは──?


 第一部クライマックスともいえる王都奪還編の最後にふさわしく、セロとフィノの過去とか、実は魔族は、そして六賢人は……とか、いろいろ大きな動きがあったのだけど、主人公であるセロはああいう展開だったのであまり主体的に動いたとはいえず、フィノに至ってはほとんど出番なしの台詞なしで、残念ながら今回はいまいちな印象だった。
 感想