アカイロ/ロマンス3 薄闇さやかに、箱庭の


浅野檻江、十七歳。彼女の口ずさむ詩は、まるで──。

 学校帰りの夕方だった。景介はひとりの少女と出会う。
 公園のフェンスの上に腰掛け、詩を口ずさむ娘。しかしその詩は、景介の姉、雅が昔よく諳んじていたものだった。少女は檻江と名乗った。繁栄派に属する【鈴鹿の一族】でありながら、景介に敵意を──いや、それどころか何の感情も示さない奇妙さで以て。
 失踪した姉の手掛かりを掴むために檻江の後を追った景介だったが、辿り着いた先の病院で、一族にまつわる新たな秘密を知ることになる。
 鈴鹿の一族が抱える病、そして闇。それらは歪に澱み、景介をも蝕もうと鎌首をもたげていた──。
 追憶と鮮血の紡ぐ幻想伝奇(ロマンス)、待望の第三幕!


 腹黒ロリっ娘大スキーなひとにとっては残念なことに前回登場した型羽の出番は今回はほとんどなし。代わりに双子のロリっ娘登場。その姉のヤンデルねーちゃんも登場(デレはない。あくまでヤンデルだけ)。ここまでが表紙の三人。それと病弱おねーさんに無表情っ娘も登場。七ヵ月に三冊なんて十分順調なペースに思えるのに、今回は過去でも一、二を争うほど原稿が遅れたそうで、かなりきつい締め切りなんだろうか。今のままのペースでいいからあまり無理せず続けてほしいなあ(でもこのペースを維持はしてほしい(笑))。
 感想