秋期限定栗きんとん事件 (上)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)


あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……シリーズ第3弾。
春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』に続く〈小市民〉シリーズ第3弾。上下巻構成だが下巻は来月11日ごろに発売されることがすでに決まっており一安心。これでまた待たされたらと思うとぞっとするしなあ。ずいぶん間が空いたと思ったら、前の『夏期限定』が出たのはもう3年ほど前になるのか。なんでこんなに間が空いたのだろう? 極端に筆が遅いわけでも、続投すべきかどうか判断がつかないほど人気のないシリーズというわけでもないだろうに。
 感想