護樹騎士団物語 螺旋の騎士よ起て!


朝の市場の露天商から偶然手に入れた廃絶されたメイル家の紋章が押されているずしりと重いノート。
その古いノートは、カーン中央大学の自由着想ノートというものだった。
そして後半のページに記されていたのは、このノートを盗んだものが記述したという独白——
それは事実とも物語ともつかぬ、ある少年の話だった。
貧しい巡礼の子供として生まれたリジュー・グレネル・ラファル。
ミルソーティア暦40176年、冬の底冷えのなか、父親と一緒に北西部アーマンディー・サッシェ地方を旅し続けていた。ある晩、父が姿を消すことから物語は始まるのだった……
 異世界ロボットバトルもの。シリーズ第1巻。
 感想