イグドラジル―界梯樹―

イグドラジル―界梯樹― (GA文庫)

イグドラジル―界梯樹― (GA文庫)


 ――僕は何かが足りない

 弓削稜が抱えるぼんやりとした焦燥。《思春期特有の》と、片づけるには異質な何かが含まれている日々。
 そして彼はJ―POPフェスタのきらびやかなステージで歌う少女藍羽真珠と出会う。
 あまりにも美しい歌声。
 それは稜のちっぽけな焦燥すら、払拭してしまうほどの……。

 だが巨大な《黒い悪魔》がステージを切り裂いたのは、まさにその瞬間だった!

 稜が持つ蒼い螺旋。
 真珠が持つ紅い螺旋。
 異世界から現れた黒い巨大な影!

 そのすべてが一つに交わるとき、航次元守護騎(イグドラジル)が真の力とともに現代に甦る!


 トクマ・ノベルズEdgeから出ている『護樹騎士団物語』シリーズと世界観や設定を共有していて、とりあえず現代日本を舞台にしつつも、他の世界から敵がやってくるような並行世界ファンタジーロボットバトルもの? 今のところいちおう『護樹騎士団物語』シリーズを読んでいなくても問題ないようにはなっているけど、読んでいた方が確実に話になじみやすいかと。というか、個人的には『護樹騎士団物語』シリーズは未読なので、どうにも用語がとっつきにくかった。この一冊だけでは全然終わっていなくて、おもいっきり次回に続く形の幕引き。
 感想