お隣の魔法使い 語らうは四季の詩


「トゥックトゥイックです。ミズ・メアリー。まだ覚えてはいただけませんか」
 そんなこと言ったって、あたしが誰をどう呼ぼうと、あたしの勝手じゃない。けっして舌を噛みそうになるからというわけじゃないのよ。
 それよりツクツクさん、また変なことを始めてるんじゃない?
「いえいえ、たんなる化石の発掘ですよ」
 化石の発掘って……お家で?

 ゴロゴロゴロ……ドシャーン!

 って今、雷が落ちなかった!? あれ、なんだか家全体が点滅しているような気が……。あらら、向こうでメイドさんが踊り狂ってるわ!? あの娘、あんな子だったかしら?

 いつもよりちょっとにぎやかで楽しいお隣ワールド、フォースシーズンへようこそ!



 ちょっと不思議なほのぼの小エピソード集もの。前回で一区切りついたはずだけど、こうして続いたということは思った以上に人気があるのね。
 感想