ムシウタ 00.夢の始まり

ムシウタ 00.夢の始まり  (角川スニーカー文庫 163-30)

ムシウタ 00.夢の始まり (角川スニーカー文庫 163-30)


“かっこう”初の任務は、特環の局員十数名を全滅に追い込んだ虫憑き“ふゆほたる”の捕獲であった。幾つもの夢が壮絶な戦いを続けるなか、たった一人生き残った“かっこう”は、雪の降る街角で少女に遭遇する。儚げな瞳で彼と同じ夢を語るこの少女こそ、“ふゆほたる”であったのだ!運命の二人の出逢いを描いた幻の中編、そして伝説の“虫憑き”立花利菜の誕生を描いた書き下ろし中編「夢の黄昏」を含む、最高で最悪の夢の始まり!

「夢の始まり」「夢の黄昏」の二本の中編収録。詩歌と利菜の過去の話というと今まで出てきた情報からするとかなり重い話になるのではないかと思えて、正直読む前はあまり気が進まなかったわけだが、実際読んでみるといつもの『ムシウタ』らしいところもあれば、やはり重い部分もありといったところだった。でも、読んで良かったと満足の内容。
 感想