獅子の玉座<レギウス> 2 巨人の聖砦


神々と英雄、剣と神秘のファンタジー叙事詩、第2弾!

 王領アクィタニアに逃れた傭兵レオンと聖王女アリアン。この地で、レオンは養父ハイレディンに関する驚愕のうわさを耳にし、アリアンは同盟を盾に、大国の老皇帝との結婚をせまられる。一方、皇子ユーサーは邪な皇姫エンジェリナと結託し、ダルディス皇国掌握に乗り出す。
 レオンたちを迎える男装の女侯爵と、謎めいた軍将。暗躍する邪教の信者たち。しだいに明かされていく、創生神話と英雄伝説に隠された恐るべき秘密……。分かたれし大陸ガトランの国々が、アリアンを求めて動きだす中、レオンはアリアンを守ることができるのか!?



 一巻を読んで気に入って、すぐさまこの二巻にも手を出したわけだが、今回も面白かった。読者側としては将来的にレオンとアリアンが英雄と呼ばれるようになるほどの偉業を成し遂げるであろうことはある程度想像がつくわけで、そういう視点から見てみると、いずれは英雄と呼ばれることになるであろう人物も若いうちは苦労しまくりなんだなあと面白い。まあ、そういう数多の困難を乗り越えられるからこその「英雄」ともいえるけど。
 感想