“文学少女”と神に臨む作家 (下)


それは、“文学少女”の願いと祈りの物語――。

「書かなくてもいい。ずっと側にいる」――そう告げるななせに救われた心葉。だが、そんな彼を流人の言葉が脅かす。「琴吹さんのこと、壊しちゃうかもしれませんよ」……そんな時、突然、遠子が姿を消した。空っぽの家に残るのは切り裂かれた制服だけ。心葉は遠子を追えるのか? 露わになってゆく真実に、彼が出す答えとは? 遠子の祈り、叶子の憎しみ、流人の絶望――その果てに秘められた物語が今、明らかになる……! “文学少女”の物語、堂々終幕!!



“文学少女”シリーズ本編最終巻。ああ、とうとう最後まできてしまったか……。いつかは終わってしまうとわかっていても、やはりこうして終わると一抹の寂しさが。でもまだ短編集やら外伝やらあるそうなので楽しみ。
 感想