ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

「彼は屈服による安寧よりも、闘争の継続を選んだ。地獄の底の袋小路で、なおも不屈という在り方を貫いた。彼は紛れもなく我が同胞だ。今なお我々と同じ魂で、血染めの夢を見続けている……
 ああ、今ようやく私は再会の喜びを噛み締めているんだよ。彼とはしばし道を違えて、互いの立場に齟齬が出た。ただそれだけのことでしかない。我々は今また同じ夢を見て、同じ道に殉じようとしている」
「だから、譲らん。彼の望みも、彼の渇きも、私が満たす。私が彼を祝福し、彼の夢を埋葬する。――なあ張、最低の腐肉と貴様は言うがな、我らにとってはこれが極上の晩餐だ。彼も、私も、今ここに理想を遂げんとしている。戦い抜いて果てるという意地を」

 原作ほぼ未読。アニメを数話見たことがあって、その時にちょろっと原作に目を通したこともあるぐらいか。というわけで原作のイメージと合っているのかどうかはわからないが、今のところ各所での感想を見た限り原作ファンにも問題なく楽しめる内容のようで。時系列的には日本編の少し前の出来事とのこと。
 感想