死神のキョウ

死神のキョウ (一迅社文庫)

死神のキョウ (一迅社文庫)

 死神の少女とのラブコメ作品。作者は『CLANNAD』で杏シナリオを担当したひと。

「はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました」
「いや、殺しに来たんじゃねぇの?」

とあらすじに初めて出会った時のやりとりがのっていて、ヒロインはおとなしい礼儀正しいタイプなのかと思ったが、丁寧なのはこの最初の台詞のみで次の台詞からはもう

「あのね……、あたしはあんたを助けてあげたのよ? あのままだとあんた乗ってた枝が折れて、そのまま頭から落ちて死ぬとこだったんだから」

と口が悪くなるのでひと安心(笑) 『CLANNAD』の杏とよく似たタイプのヒロインと思えばゲームやアニメで知っている人にはわかりやすいかと。反対におとなしいタイプを期待していた人は要注意。また刀を持っているけど、これは単なる死神の鎌の代わりなだけであって(あるいは撲殺天使のエスカリボルグの代わりというべきか(笑))バトル展開になるわけではなくあくまでラブコメである点も注意。
 感想