薔薇色にチェリースカ

薔薇色にチェリースカ (集英社スーパーダッシュ文庫)

薔薇色にチェリースカ (集英社スーパーダッシュ文庫)

銀盤カレイドスコープ』の作者の新シリーズということで手に取ってみたわけだが、どこに面白味を見出せばいいのか真剣にわからん。この作者のもうひとつのシリーズ『ブルー・ハイドレード』も好みにこそ合わなかったけど、良さそうな部分は見つけられたものだったんだけどな。何故か人間に変身する蛇の不思議設定にどういう意味があったのか、少なくともこの1巻だけではわからないし、傲慢権力者的生徒会側の登場人物は当然好感が持てないし、だいたいその生徒会と主人公が対立しているのだって主人公の意思によるのではなく脅迫によってそういう立場に立たされているだけという設定だから、読んでいてなんだかすっきりしないというか息苦しいし。