精霊の守り人 (文庫)

精霊の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人 (新潮文庫)

 アニメの方はあまりしっかり見ていないのだけど、けっこうストーリーは違っていた。「逃亡の初期に一戦交える→バルサ手傷を負い、しばらく身を潜める→一気にクライマックスへ」という話の流れなのでバルサの用心棒としての見せ場やアクションシーンは思ったよりも少なく、チャグムもそれほど多くの経験を積むわけでもないのでチャグムの成長ものとしても描写がもの足りなく感じられた。全体として特に悪くはないが魅力を感じる部分もあまりない作品で、十分楽しめたとは言いづらいな。