空ノ鐘の響く惑星で(9)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

 タートム侵略戦に決着がつきひと時の平穏、しかしそこに敵の幹部っぽいのが現れ、最後はシリーズクライマックスに向けていよいよ舞台をアルセイフ国外に移す旅立ち……といった感じの第9巻。ソフィアは前巻でフラグが立ったかと思ったら今回早くもまとまってしまってびっくり。もう一組まとまったカップルもあったけど、次からはアルセイフ国外に舞台を移すからアルセイフ国内に残っている人々はしばらく出番がなくなるので今回でさっさとケリをつけてしまったのかなと思えて少々駆け足な印象も。以前少し触れられたフェリオ出生の秘密はやはり想像通りのものなのか。ひょっとしてもう少し意外な真相があるのかもとも考えていたのだけど。リセリナとウルクとの関係に関してはリセリナが必要以上に引いてしまっていていまいち進展が難しそうだな。今回そのへんについても言及されているのだけど、その後もリセリナにとってあまり良くない流れだし。