『ホルス・マスターⅩ 白魔のささやき』第三章 私は破廉恥な男かもしれんより

「俺に似たガキが生まれるなんぞガマンできるか。俺は自分自身が大嫌いなんだ」
「俺のイヤな部分は俺が一番よく知っている。もし目の前にもうひとりの俺が現れたら問答無用で斬り殺したくなるくらいに、俺は俺が嫌いだ。100パーセントあんたに似た娘が生まれるという保証がなければ協力はできん」