『薬師寺涼子の怪奇事件簿 夜光曲』第五章 ヤマガラシ奇談より
「まかしとき、お嬢ちゃん、警察はね、自分以外の悪いやつをやっつけるために存在してるんだから。かならず仇を討ってあげる!」
(省略)
それでも、涼子は正しいのだ。すくなくとも、私より正しい。こんなとき「まかしとき」と応じられないような人間が、警察官になってはいけないのだ。たとえ涼子の邪悪な本心が、別のところにあるとしても。
- 作者: 田中芳樹,垣野内成美
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/02/09
- メディア: 新書
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